目覚めたら男爵令嬢でした〜他人の世界の歩き方〜
家族は兄のみ。しかも貴族とは名ばかりの困窮っぷりだ。もちろんきれいなドレスなど、一枚もない。
「働かなくちゃ」
ララは元々がやり手の食堂経営者だった。兄が研究員を務める大学のカフェテリアで仕事を得た。
不安も感じるが、ノアの生活を楽しみ出してもいた。
外見は可憐な貴族令嬢。中身はしっかり者で活動的な大人の女性だ。しばらくする内に、彼女は店の看板娘になっていた。
そして、大学内でアシュレイに出会う。彼は二十七歳の教授で、侯爵だ。端正で貴公子然とした彼は、ノアに対して挙動不審だった。目を合わせない。合ってもそらす。狼狽える…。
「わたしに何か言いたいのかしら?」
しかし、アシュレイは紳士的で親切だ。ひょんなことから、仕事帰りの彼女を邸に送り届けることを申し出てくれた。しかも絶対に譲らない。ノアには迷惑だったが、次第にそれらにも慣れた。
「住む世界の違う人」
そう意識しながら、彼との時間をちょっと楽しむ自分にも気づく。
ある時、彼女が暴行に遭ってしまう。直後、迎えに来たアシュレイにそのことを知られてしまった。
当たり前に彼女へ上着を着せ掛けてくれる彼へ、抗った。
「汚れるから止めて」
「見くびらないでくれ」
彼は彼女を腕に抱き上げ、いつものように送り届けてくれた。
見られたくない場面を見られた。それがとても恥ずかしくて辛くて惨めで…。気丈なノアも取り乱してしまう。
暗い気持ちの彼女の元へ、毎日彼から大きな花束が届く。それは深く傷ついたノアを優しく励ましてくれた。
一方、アシュレイはノアが痛々しくてならない。彼女を傷つけた相手を許せずにいて——————。
三十八歳。しっかり者のシングルマザー。若い貴族令嬢に転生してしまう。
過去に起因し、彼女を前に挙動不審丸出しの侯爵、二十七歳。
奇跡的に出会った二人が惹かれ合う。じれじれラブストーリーです。ハッピーエンドです。
※途中、ヒロインの暴行シーンがあります。不快な方はご自衛下さい。
※小説家になろう様にも投稿させていただいております。
お話ありがとうございます。
ただ、、終 の後のコメント
次ページか、空白を多くとり下の方に出来たらお願いしたいですね。
余韻を楽しみにしているのに、現実がすぐにきてしまいおろ?っとなりました。
例えれば、閉店間際の横でテーブル拭き
私のこだわりですみません、、
完結おめでとうごさいます。 ノアとアシュレイ、これから幸せになれそうですね。
貴族と平民、いろいろ大変なこともあるんでしょうが、見た目は若くても、、ノアの精神年齢は37❓歳、
年下のアシュレイとうまくやっていけるのでしょう。 ついでに、ノアの兄様もなんとか職場を失わずにすみそうだし、ハッピーエンドですね。 次回の作品も楽しみにしています。
面白かったです!ハラハラ、ドキドキしながら読みました。
ララになったノアがふわっと自分の欲求をしっかり叶えていて面白かったです。そうよね、若いから…自分の欲に正直でいいよね。何より初めて男性から好意を向けられたんだもの。
チャンスを逃さないって本当大事。
ノアになった大人のララならアシュレイの心の傷ごと受けとめてくれるでしょう。
この後ノアが受けたツラい傷をアシュレイが優しく癒してくれることを切に願います。
ていうか実はそこまで読みたかった〜笑
とても楽しく読ませていただきました。
自ら命を絶った本物のノアとおそらく同時間に亡くなった彼女の魂が入れ替わったのだとしたら本物のノアの魂は天に召されたのでしょうか。
それとも実は時間軸がずれているとか?
騙されて強姦は子育て経験のあるおばさんでも大きなトラウマになると私は思いました。フラッシュバックも起こるだろうし、男性不審にもなるでしょうし。
それでも新しいステージへと前向きに頑張ろうとしている新生ノアは立派だと思います。
更新を楽しみにしています。
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