二蓋笠(にがいがさ) ~柳生宗矩、千姫事件を捌(さば)く~
大坂夏の陣において、津和野藩主・坂崎直盛は将軍・徳川秀忠の娘、千姫を炎上すら大坂城から救出した。その褒美として直盛が何を望んだのか。それは誰にもわからなかった。直盛の友人である柳生宗矩にも。
一年後、家康が死に、徳川の権力は秀忠に移った。秀忠は絶対君主のように振る舞い、弟である松平忠輝を改易するぐらい、容赦なかった。他にも二港制限令や禁教令など、外交や内政においても同様であった。
そのような状況下で、直盛は秀忠に謁見した。直盛は訴えた。話がちがう、と。秀忠は何のことかわからないと答え、直盛は去った。
直後、千姫強奪未遂事件が発生する。直盛が兵を集め、輿入りする千姫を襲撃し、強奪するという企みだった。
ことの真相を確かめるべく、秀忠は宗矩に、直盛を訪ねるよう命ずる。宗矩は立花宗茂の協力を得て、坂崎屋敷を囲み、その上で直盛を訪ねた……。
【表紙画像】
Mukai, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, ウィキメディア・コモンズ経由で
一年後、家康が死に、徳川の権力は秀忠に移った。秀忠は絶対君主のように振る舞い、弟である松平忠輝を改易するぐらい、容赦なかった。他にも二港制限令や禁教令など、外交や内政においても同様であった。
そのような状況下で、直盛は秀忠に謁見した。直盛は訴えた。話がちがう、と。秀忠は何のことかわからないと答え、直盛は去った。
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