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落ちる評判
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~ライラ~
お茶会にも誘われないし、夜会にも行けない、お買い物にも行けない!ご飯も美味しくない!あの執事がケチすぎるのよ…
高位貴族って着飾ってお茶を飲んでいれば良いんじゃないの?
一方ではシルヴィアさんの家は商人の娘なのに羽振りがいい。商人の方が気楽なんではないかしら?
硬っ苦しい勉強ばかり疲れるし、教科書の問題ももう見たくない!恋愛小説を読んでいる方が全然っまし!
来週は王宮で久々の夜会!キラキラした世界にいる方が私には向いているもの!
ドレスを仕立てたかったわ!こんなことならあの女に買い物を付き合わせればよかったわね…あっ!街であった時に…チャンスだったのに!!
******
結局あの女の家で仕立てさせたマダム・ローズのドレスを着たわ。晴天の空のようなブルー。お花が付いていて、にぃ様は私の為のようなドレスだと褒めてくれたのよね
王宮へはにぃ様とお父様ときたの
あの女は…やっぱりいる!何よ!また素敵なドレスを着て、胸元に光っているのはブルーダイヤ?商人の娘のくせに生意気ね!
それに隣にいるイケメンは誰よ!
にぃ様を放っておいて浮気かしら?またお金で誘ったんでしょう!
「ベック伯爵家のエドヴァルド様よ素敵ね」
「メガネを取られている姿を初めて見ましたわね。眼福ですわねぇ…」
「今日もシルヴィア嬢は美しいな」
「最近はいつもエドヴァルド殿といるな」
「なんかお似合いだよな…」
なんですって!あのイケメンが、義兄のエドヴァルドですって!!
お金のかかった燕尾服、すらっとした容姿にとても似合っている…
遠目で見てもわかる、良い男…
にぃ様とダンスを踊って、ダンスの誘いを待っても誰も声をかけてこない!なんでよ!
喉の渇きを潤すためにドリンクコーナーへ行った。
すると歓声が上がっているのでホールへと目を向けると、あの女とエドヴァルドがダンスを踊っていた。
美男美女の優雅なダンスに目を奪われた…
その後もあの女とエドヴァルドは人に囲まれている
にぃ様やお父様は、知り合いと歓談中
あっ!お友達の侯爵家のエリー様だわ!
「エリー様!」声をかけるも
「ごめんなさいね、あちらに友人を待たせているの。失礼」
と言って去って行った
「えっ……」どう言うこと?友達だよね?
ドリンクを取りに来たエドヴァルドと目があった
「……君はビルト伯爵令嬢か」
近くで見るともっとイケメンじゃない!
「ごきげんよう…」
「友達と話でもしたらどうだ?壁の花とはまた、味気ないだろう?」
「それなら貴方と話しましょうか?」
にこりと笑った。にぃ様がいつも可愛いと言ってくれる笑顔よ?
可愛いでしょう?貴方の性悪な義妹とは大違いでしょう?
よく考えたら、この男は商人の家を継ぐ男じゃない!この男と結婚したら、うんと贅沢ができるんじゃないかしら!そうよ!
「いや遠慮しておく」
「どうして?お話をしてあげると言っているのに。仲良くしましょうよ」
緊張しているのかしら…?私の可愛さに
「まず興味がないし、関わりたくない。大事な家族を侮辱するようなガキとなぜ話をする必要がある?お前のような寄生虫のような甘ったれたガキがこの世で一番嫌いなんだよ」
「な、なんですって!私が仲良くしてあげると言っているのに!にぃ様に!にぃ様に言い付けてやる!」
「勝手にしろ。お前の兄とシルヴィアの婚約は白紙になっているから、赤の他人だ。うちの可愛いシルヴィアを傷つけたお前もラウロ殿も許さないから、覚えておくように」
…白紙ですって?婚約が?あの女の家はうちの由緒正しき・歴史あるビルト伯爵家の名声が欲しかったんでしょ…
お茶会にも誘われないし、夜会にも行けない、お買い物にも行けない!ご飯も美味しくない!あの執事がケチすぎるのよ…
高位貴族って着飾ってお茶を飲んでいれば良いんじゃないの?
一方ではシルヴィアさんの家は商人の娘なのに羽振りがいい。商人の方が気楽なんではないかしら?
硬っ苦しい勉強ばかり疲れるし、教科書の問題ももう見たくない!恋愛小説を読んでいる方が全然っまし!
来週は王宮で久々の夜会!キラキラした世界にいる方が私には向いているもの!
ドレスを仕立てたかったわ!こんなことならあの女に買い物を付き合わせればよかったわね…あっ!街であった時に…チャンスだったのに!!
******
結局あの女の家で仕立てさせたマダム・ローズのドレスを着たわ。晴天の空のようなブルー。お花が付いていて、にぃ様は私の為のようなドレスだと褒めてくれたのよね
王宮へはにぃ様とお父様ときたの
あの女は…やっぱりいる!何よ!また素敵なドレスを着て、胸元に光っているのはブルーダイヤ?商人の娘のくせに生意気ね!
それに隣にいるイケメンは誰よ!
にぃ様を放っておいて浮気かしら?またお金で誘ったんでしょう!
「ベック伯爵家のエドヴァルド様よ素敵ね」
「メガネを取られている姿を初めて見ましたわね。眼福ですわねぇ…」
「今日もシルヴィア嬢は美しいな」
「最近はいつもエドヴァルド殿といるな」
「なんかお似合いだよな…」
なんですって!あのイケメンが、義兄のエドヴァルドですって!!
お金のかかった燕尾服、すらっとした容姿にとても似合っている…
遠目で見てもわかる、良い男…
にぃ様とダンスを踊って、ダンスの誘いを待っても誰も声をかけてこない!なんでよ!
喉の渇きを潤すためにドリンクコーナーへ行った。
すると歓声が上がっているのでホールへと目を向けると、あの女とエドヴァルドがダンスを踊っていた。
美男美女の優雅なダンスに目を奪われた…
その後もあの女とエドヴァルドは人に囲まれている
にぃ様やお父様は、知り合いと歓談中
あっ!お友達の侯爵家のエリー様だわ!
「エリー様!」声をかけるも
「ごめんなさいね、あちらに友人を待たせているの。失礼」
と言って去って行った
「えっ……」どう言うこと?友達だよね?
ドリンクを取りに来たエドヴァルドと目があった
「……君はビルト伯爵令嬢か」
近くで見るともっとイケメンじゃない!
「ごきげんよう…」
「友達と話でもしたらどうだ?壁の花とはまた、味気ないだろう?」
「それなら貴方と話しましょうか?」
にこりと笑った。にぃ様がいつも可愛いと言ってくれる笑顔よ?
可愛いでしょう?貴方の性悪な義妹とは大違いでしょう?
よく考えたら、この男は商人の家を継ぐ男じゃない!この男と結婚したら、うんと贅沢ができるんじゃないかしら!そうよ!
「いや遠慮しておく」
「どうして?お話をしてあげると言っているのに。仲良くしましょうよ」
緊張しているのかしら…?私の可愛さに
「まず興味がないし、関わりたくない。大事な家族を侮辱するようなガキとなぜ話をする必要がある?お前のような寄生虫のような甘ったれたガキがこの世で一番嫌いなんだよ」
「な、なんですって!私が仲良くしてあげると言っているのに!にぃ様に!にぃ様に言い付けてやる!」
「勝手にしろ。お前の兄とシルヴィアの婚約は白紙になっているから、赤の他人だ。うちの可愛いシルヴィアを傷つけたお前もラウロ殿も許さないから、覚えておくように」
…白紙ですって?婚約が?あの女の家はうちの由緒正しき・歴史あるビルト伯爵家の名声が欲しかったんでしょ…
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