妹は、悪いモノに取り憑かれたようです。
吉野森岳の妹・泉澄は声優を志して、学校の演劇部で稽古に励んでいる。だから、毎日のように帰りが遅くなっていても岳は気にしていなかったが、二人の幼馴染で演劇部の仲間である本平惟花が言うには、部活は毎日行っているわけではないらしい。折しも、山中の廃神社にひとりで向かう泉澄を目撃した岳と惟花は、そこで思わぬ光景を目撃した。オカルトかぶれの惟花の「もしかしたら泉澄どのは悪いモノに取り憑かれているのかも知れませぬ」という妄言が、仲のいい吉野森兄妹の関係を揺さぶり始める――
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