「その歳では恋は無理だ」と言われた伯爵ですが、年下の騎士団長を俺から口説くことにしました
「その歳では、もう恋は無理だろう」
四十一歳の伯爵ディミトリは、年齢を理由に婚約を破棄された。
それなら、元婚約者への私的な援助もここで終わりだ。
傷ついた。腹も立った。
けれど、これから誰に恋をするかまで、あの男に決めさせる気はない。
ディミトリが自分から誘ったのは、以前から惹かれていた騎士団長エルンスト。
二十九歳、平民出身。仕事では大胆なのに、年上からの求愛には慎重になる男だ。
「君と、仕事を離れて食事がしたい。これは君を口説く誘いだ」
最初の食事は伯爵から。
次の休日は、騎士団長から帆船遊びへの誘い。
好みを知り、冗談を交わし、自分から触れたいと思う。
ところが、本命の男に真剣な顔で求め返されると、社交慣れした伯爵も余裕がなくなってしまう。
一方、元婚約者は、別れても伯爵の財布だけは頼れると思っていた。
自分で決めた晩餐会の費用を自分で払うことになり、今も自分を待っているはずの男へ復縁を持ちかけるが――。
年下騎士団長×四十一歳の年上伯爵。
互いに口説き、照れ、熱く求め合う大人同士の異世界BL。
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