回路の福音 ~彼と私との静かな奇跡~
西暦2070年代、相次ぐ災害と人口減のせいで凋落した日本。絵画修復士の拓海(たくみ)は、婚約者の杏子(きょうこ)を事故で亡くした痛手から立ち直れないまま、孤独かつ淡々と日々を過ごしていた。杏子の法要に訪れた拓海は、彼女の実家である柏木(かしわぎ)家の玄関で、杏子に面差しの似た美しい青年を見かける。
杏子の父・柾樹(まさき)はロボット工学の権威で、拓海の学生時代からの友人でもある息子の橙馬(とうま)も、父の研究を手伝う立場だ。柏木父子は、杏子に似た青年・杏哉(きょうすけ)が最新型のヒューマノイド、通称「ピグマ」であることを話し、杏哉を拓海の家に住まわせることを提案してくる。
ピグマと人間が共に暮らすことで、互いにどのような変化があるのかを調査する「プロジェクト・アルス・ピグムス」への参加を求められた拓海は、杏哉が別の者と暮らすことになれば、彼のパーソナリティデータを書き換えなくてはいけないかもしれないと聞かされ、同居を承諾する。
孤独な修復士と無垢なヒューマノイド(男性体)との邂逅の物語。8万字完結保証です(エピソードを書き足す可能性あり)。エブリスタでも連載中。
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