逃げても浮気と責めないで
夜逃げみたいなことをするのは、はじめてのじゃない。はじめてじゃないどころか、慣れ切りすぎて、スリルも興奮も感じない、身体に馴染んだ手順になりつつある。
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健人くんのはなしの後がこのはなしだったので、なんとなく、頭の方はこれ、凌くん失踪の答え合わせのつもりなのかなあ、と思いながら読んでいたのですが、そういうわけでもないですよね。凌くんは男の子だしw。
美里さんの女性キャラと男性キャラの違いって、土壇場で他人にすがれる(場合によっては自分を背負わせてしまう)女性キャラと、最後の最後で身をひるがえして逃げちゃう男性キャラの違いなんだろうなあ、と思うんですが、それはあくまで愛される方の理屈であって、愛する方はあんま変わらないのかなあ、とは思います。
たった一人に向けた自分の恋心で自己完結して、それ以外の人はおかまいなしの美里さんワールドのみなさんには「ちょっとひどくない?」と思ったりするんですが、閉じた世界で違う誰かの背中に触れるようなこういう結末を読むと、それだけでハッピーエンドのような気がします。みんな幸せになって欲しいですw。
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