流れの豚は今日も金が貯まらない
ネームド魔物のオーク・グローは、姉オリビアを探す幼いエルフのリリィと、小鳥にされた元長老エイヴァを連れて旅をしている。三差路の町でリリィが「欠けた翼」の紋様を示したことで、三人は子供を選別する白い馬車の影を追うことになる。金も宿も立場もないまま、測り石、移動市、偽巡礼団、鳴り砂の谷、国境砦へ。リリィは姉を探す側でありながら、自分もまた測られる側だと知っていく。強く不器用なオーク、守られるだけでは終わらない少女、口うるさい小鳥。出会う制度は冷たく、旅はいつも金欠。それでも三人は小さな勝ちを拾い、オリビアの手がかりを求めて旅を続けて行く。
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