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因縁つけたらこうなった(笑)

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 俺達のクラスはEXクラスというクラスだった。何でも三つの項目“筆記、実技、召喚”のうち二つ以上満点以上を越えた場合所属する特別なクラスとのこと、
で、実技以外で満点以上を叩き出した俺はそこにぶちこまれた。

「逃げずにきたことは誉めてやろう。だが、マリーや仲間達の前で無様な姿を…」

そんでもってここは決闘が行われる闘技場の上。俺は決闘相手である取り巻き君と向かい合っていた。
取り巻き君の装備は…腰に黒い鞘に収まった金色の装飾の剣。動きの邪魔をしない様に胸当てと手甲といった速度重視の装備。
ゴテゴテとした馬鹿みたいな成金趣味でないし自分の長所をいかすための装備に少しだけ感心した。
真剣なようだし俺も…


「そ、『そう言うの良いからさ、早く終わらせようぜ?』

「こ、『ユウキくんと遊ぶ時間がなくなっちゃう』

格好よく決めたかったんだけどな…
とりあえずさ二柱ともセリフ被せるのやめない?
まぁ?言いたいことは大体一緒だけどさ。
クラスわけを見て、ここに上る前にヒナタやタイヨウからはなんか謝られたけどそんなことどうでも良い。
俺はコイツ等とマリーっていう勘違い女に謝らせるためにここにたっている
だから今は集中しないと

「お、お前達が手を出したらご主人様は負けになるんだからな、よく、覚えておけよ?」

『決闘が終わるまでの命なんだしせいぜい吠えてろよ。終わったら…な?』

「脅すなよ、お前らが怒ってくれるのは嬉しくおもってるけどあんまり怖がらせたら可愛そうだろ?」

『『大丈夫だよ?一瞬だから?』』

「何が?」

カイリが煽りまくる。必死に虚勢を張っているが二柱ににらまれて分身してるのかってくらい震えている。
やばい吹き出しそうなんだけど。集中したいけど無理…
てか二柱とも素で怖いんだけど

「申し訳ありませんが位置に着いていただいてもよろしいですか?」
『『あ゛ぁ?』』

「申し訳ございません」(by審判)

「失礼しました。カイリもトウヤもタイヨウ達のところに行っていてくれないか?駄目なら少し下がっていて…」

『『…』』

「応援してくれるんなら静かに。だ!」

『『わかった!静かにする…』』

話を遮られて少しムッとしたような二柱だったけどまわりに迷惑をかけるわけにもいかないし審判さんにも申し訳ない。
とりあえず審判さんに謝って、取り巻き君にも軽く謝罪して
二柱を下がる様に伝えると目に見えてシュンとして泣きだしそうになって罪悪感が…急いで二柱に近づいて撫でながら静かにしてるように伝えて
二柱は『ごめんな?ユウキの事馬鹿にするから俺…』とか『ほんとにやるつもりはなかったんだよ?』とか取り巻きくんに謝罪していた。

そんな状況を見て二柱をもう一度一撫でして「行ってくる」と俺は再度位置に着いた。

「それでは、ユウキ・ファームvsレア・ミートによる魔闘試合を開始いたします。双方悔いを残さぬ戦いを!」


「はじめ!」

「先手必し…グハッ」
剣を抜くと深紅の刀身が露に
真っ直ぐ向かってくる生焼け君(笑)の剣を横にずれてかわしてそのまま腹に膝を捻り込んで…って決まるんかい!

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