星に願うより、君と約束を
冬のストーリア王国では、年に一度、星に願いを託す「星渡り祭」が開かれる。
雪の降り積もる王城の中庭で、王子レクサスは一枚の祈り札を前に筆を止めていた。
王国の平和も、人々の幸せも、心から願っている。けれど、彼が胸に抱いていたのは、ひとりの青年としてのささやかな願いだった。
大切な人と、これからも一緒にいたい。
想いを通わせた聖騎士ノアと、いつまでも同じ道を歩んでいけるのだろうか。王子と聖騎士、そして神竜という立場が、ふたりの未来に小さな不安を落としていた。
そんな冬の夜、星渡りの伝承をきっかけに、ふたりは互いの胸に秘めていた想いを語り始める。
これは、冬の星空の下で交わされる、少し切なくて温かな恋の物語。
「Dragon's Song-竜は祈りを捧ぐ」のスピンオフとなっております。
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