青い葉桜の下で
佐伯真理子(さえき まりこ)は病を抱えていた。
現代医学では治療不可能の病だった。
進行を遅らせることはできるが完治は無い。
そんな彼女の日課は病院の木々の世話だった。
特に大きな桜の気がお気に入りだった。
ある日、その木から語り掛けられたような気がした。
何となく「はい」と返事をしてしまった。
するとつむじ風が起こり次の瞬間、見た事のない世界が広がっていた。
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