月の香り

待ち合わせに向かうため電車に揺られる翠。あと一駅というところで運転見合わせとなる。目的地へは他のルートもなく、停車中の車内で翠は過去に思いを馳せる。どこまでもついてくる月のような存在の彼女のことを――
【第9回ドリーム小説大賞 最終候補】ありがとうございました。
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