鬼の子は鬼斬りの腕の中で眠る
妖怪殺しを専門とする幕府直轄組織――ヤタガラス。
その一人である周防伊織はある日、長屋の前で赤子を見つける。
しかしその捨て子には、小さな一本の角があった。
鬼は、本来ならばすぐにでも殺しておくべき存在。
しかし赤子の無邪気な様子に伊織の中で迷いが生じる。
果たしてこの子は本当に斬るべきか、否か。
長屋の大家たちを巻き込みつつ、伊織の苦難に満ちた子育てが今、静かに幕を開ける――。
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