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第一章 男女比世界へようこそ

第51話 木村君ちに行ってきました (3)

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ん?なんかいい匂いがする。
そんでなんか撫でられてるような?
頭がぼ~っとして思考がハッキリしない…
あ、俺寝てたんだ。
段々目が覚めてきた、すぐ起きないと。
ゆっくりと目を開ける。あれ?ここってどこ?確か木村君ちのリビングで…、ってここ木村君ちじゃん、何寝てるの俺。

急いで起き上がろうとして、不意に誰かと目が合った。

えっと、どちら様?
「ん?
私、木村月子。英雄君のお姉ちゃん。」

はぁ、それで、何で僕は英雄君のお姉さんに頭撫でられてるんでしょうか?
「ん、君、英雄君助けてくれた。だから、お礼。」

はぁ、それで、何で僕は英雄君のお姉さんに膝枕して頂いているんでしょうか?
「ん、君、気持ち良さそうに寝てた。起こすの悪い、だから、サービス。」

はぁ、その、恥ずかしいのでそろそろ止めて頂きたいので「ダメ。」 あ、っそ、そうですか。
「……ん。」

全く理解出来ん!
木村君ちに来た⇒英雄ちゃんママの歓待(拷問)⇒ソファーにダイブ(スイッチoff)⇒英雄君姉に膝枕(今ココ)
何この状況!?
木村君、help me!

「あぁ、起きたのか?
月子姉さんも、面倒を見てくれた様で、ありがとう。
食事の準備が出来たから呼びに来たのだが、もう少し休むか?」

あ、わざわざありがとう。って食事?
俺ってかなり寝てた?今何時?
げ、こんな時間かよ、早く帰らないと。
"ぎゅっ"
あの、お姉様?頭を押さえられると起きれないんですが?
「ん、大丈夫。ゆっくりする。」

いや、そう言う訳にも行かなくてですね。余り遅くなるとうちの母の怒りがですね、危険がデンジャーな訳でして…。

「それなら心配いらないぞ。なぁ、西城。」
「はい、先生には先ほど、"夕食後にお送りする"とご連絡させていただいております。」
「そう言う事だ。お前は気にせずに寛いでいってくれ。」

お、おぅ。西城さんが連絡済みですと
、お手数をお掛けします。
で、先生とは?マイマザーの事ですか、そうですか。
それで、何で先ほどから二人して微笑ましいモノをみる様な顔を?

あの、木村君のお姉さん?そろそろ解放して頂けると…。
「お姉ちゃん」

へ?

「私の事、お姉ちゃん、呼ぶ。
月子お姉ちゃんならなおよし。」

え~、英雄姉、何胸反らして"言ってやった!"って顔してんの。木村君たちも笑顔で"ごゆっくり~(^ ^)b"じゃないから。

ちょっと、置いて行かないで~!!
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