地味な私と公爵様

ラエル公爵。この学園でこの名を知らない人はいないでしょう。

端正な顔立ちに甘く低い声、時折見せる少年のような笑顔。誰もがその美しさに魅了され、女性なら誰もがラエル様との結婚を夢見てしまう。


そんな方が、平凡...いや、かなり地味で目立たない伯爵令嬢である私の婚約者だなんて一体誰が信じるでしょうか。

...正直私も信じていません。


ラエル様が、私を溺愛しているなんて。
きっと、きっと、夢に違いありません。



お読みいただきありがとうございます。短編のつもりで書き始めましたが、意外と話が増えて長編に変更し、無事完結しました(*´-`)
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