檻の向こう側

神殿の奥にいる男に食事を運ぶ。それが僕の大切な仕事──。

僕の住む小さな村には、村はずれに神殿がある。
その神殿の番をするのが長年の父の仕事だった。
けれど父は、村に偶然入り込んだポインズンスネークに脚を噛まれ、歩けなくなった。
父の代わりに神殿番をすることになった僕は、その神殿の中にある檻の中で、ひとりの男と出逢う……。


わたしの目には、あなたは高価で尊い。 わたしはあなたを愛している。
イザヤ43:4

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