異世界の日本食を巡る旅
その世界には異世界から召喚されてきた日本人によって遺された”ニッポングルメ”が存在していた。
魔王を倒した英雄の一人でベンケイの異名を持つジルクスは戦士を引退して、依頼をされた写本を探す「写本ハンター」として各地を旅していた。
だが、それ以上に夢中になっていたのはニッポングルメの店を巡ることだった。
なぜなら、その世界の料理は絶望的にまずく、異世界からもたらされたニッポングルメが圧倒的にうまかったからだ。
一方、聖女召喚に巻き込まれて異世界に来たカズミは、召喚の際に前の世界の記憶を喪失していた。
だが、料理に関することだけは記憶に残っていたことから、異世界に遺されたニッポングルメが記憶を取り戻すきっかけになるのではと考える。
そこでカズミはニッポングルメを巡る旅をしているジルクスに自分も旅に連れて行ってほしいと懇願する。
そうして、魔王を倒した写本ハンターと聖女召喚に巻き込まれた料理女子の、異世界に遺されたニッポングルメを巡る旅が始まったのだった――。
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