~〘合体師〙~最強スキルの記憶無し転生者

ーーーいい人

周りに貼られたそのレッテルを保ち続けるため、必死に周りに媚び続ける人生に嫌気が差し、藤堂封斗は自らこの世を去ったーー



ーー筈だった。

意識を手放した次の瞬間、封斗はあまりに見覚えの無い場所にいた。

そこで出会った女神と名乗る者に、封斗は取引を持ちかけられる。

「お主は異界に転生させる。
これはもう揺るぎ無いのじゃが、それではお主がちと可哀想なのでな、一つ役立つ力でも与えておこう。そのかわり、何かを犠牲にせい。」

その問いかけに、封斗は即答した。

「じゃあ、名前以外の記憶で」

こうして、封斗の異世界生活が始まる。

すべての記憶を失い、今度こそ失敗しないように。


グロい描写はそこそこ入れるつもりなので、気を付けてください。



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