白い人形
封印していた人形は、とても白くて可愛くて守ってあげたくなりました。
小学五年生の佐々木ノゾムは、男の子だから人形を買って貰えなかった。
しかし、買っては貰えなかったが、少年は地元の人形供養の寺で、可愛い人形を眺めていることが趣味だった。
ある日、いつものように人形を眺めていると、本堂の方から歌声が聞こえてくる。
本堂に入るも人影はなく、かわりにお札を貼られた日本人形があった。
その日本人形は、とても綺麗で可愛い真っ白なお人形。
ノゾムはその人形をもっとみたく、お札に手を伸ばすと……。
※元はエブリスタにて、三人称小説で書いてましたが、アルファポリスでは、一人称に変更した小説を書き直して投稿致します。
続きが気になる、または、三人称視点がいい方は、そちらでご確認下さい。
小学五年生の佐々木ノゾムは、男の子だから人形を買って貰えなかった。
しかし、買っては貰えなかったが、少年は地元の人形供養の寺で、可愛い人形を眺めていることが趣味だった。
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