元勇者様のセカンドライフ~魔王を倒したので子育てしてたら、聖騎士団長様が追ってきてパパ役になりました~
『次に現れる魔王の子が、私と同じ最後を迎えないよう育ててやってほしい』
元勇者ヒスイは、魔王のそんな最後の願いを叶えてやることにした。
深い森の奥の小屋で、幼い魔王の子──マオとの二人暮らし。
平穏で平和なゆる~い日常。
そこにある日、招かれざる客がやってくる。
「久しぶりだな、ヒスイ」
「っ、すーーーー」
堅物で掴みどころのない聖騎士団長。ただしイケメン。
そんな奴がそばにいたらこれまでのゆる~い日常が奪われる。
セカンドライフを十分に満喫するために、絶対に追い返さなければ。
そう思っていたのに……
「大変だ! マオが巨大魚に丸呑みされた!」
「そんなことより見ろ。食べたがってたアップルパイを焼いたんだ」
「よく平然としていられるな! お前だって散々世話してたろ! もう俺とお前の子みたいなもんなんだぞ!」
「任せろ。五分で連れ戻す」
子育てにも積極的で、案外頼りになるっぽい……?
「よし。お前をマオのパパ役に任命しよう。なーんて……」
「拝命しよう」
「ん?」
「や! パパいあない! スイだけでいいの!」
「うちの子かわいっ」
「ああ。俺達の子は世界一可愛い」
「ん?」
「パパいあない~!!」
そんなこんなで元勇者様のセカンドライフ。
愛する子どもと飛び入り参加のパパ役と一緒にお送りしてます。
「パパいあない~!」
「あれ? マオ、パパどこ行った?」
「パパいあないからお空に飛ばしたの」
「そっか~。……ん?」
時折子どもが暴走するのでご注意を。
元勇者ヒスイは、魔王のそんな最後の願いを叶えてやることにした。
深い森の奥の小屋で、幼い魔王の子──マオとの二人暮らし。
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「久しぶりだな、ヒスイ」
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そう思っていたのに……
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