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幕間
幕間 船旅1日目
…………………
さてさて、マークと港で別れて2時間ほどたった頃だが…正直暇になってきた。
一応言い訳をすると、景色が360度どこを向いても海原で代わり映えしないんだよ。
これで海の魚とか見れたらフィッシュウォッチングとか釣りとか楽しめるかもしれないが船近くの海を見ても魚も海鳥も見かけないからなぁ…
従魔達も楽しむものが無いからかそこらで日向ぼっこを行いながら微睡んでるし。
やっばいよなぁ、本でもあればまだ時間が潰せたかも知れないがあいにく今持ってる本を見たとしても何日も持たないよなぁ。
ここまで暇だと思ってなかったからそんなに本も買ってなかったし…
とは言えあいつらみたいにだらだら惰眠を貪ろうにもそれも長く続かないことが解ってるのが辛い…どうしたものか?
そんなことをうだうだ考えているとマナが姿を消したまま話しかけてくる。
「何を考え込んでるの?」
俺は念話で返事を返す。
「あまりに暇なんで目的地に着くまで何をしようか悩んでいるんだ。 船旅は始まったばかりな上に到着までどんなに順調にいったとしても半月掛かるからな」
そう言うとマナも一緒に考えてくれるというので、船縁で海を見ながら考えるのを続ける。
まぁマナはあらゆる要素を持つ精霊なので自然豊かな所ならどこであっても心地好く思えるらしいので何も問題にならないんだろうし、ヴォルフは最初から船旅の間は動けることが早々無いので諦めてるようだが、ライはまぁ適当に飛び回って運動出来そうだから心配はいらないだろう。
問題は俺とアクアか…特にアクアは長く我慢が利かないだろうからな、俺は最悪食事作りが出来るかもしれないからな。
まぁそれも時化たら不可能なのは前提だけどな。
そうしたことがあっても大丈夫なように作り置きも普通の航海日数分は作ってあるから本来は食事を作ることも不要なのだが何があるか判らないから波が穏やかな時は作ろうと思っている…勿論俺たちが寝泊まりする部屋でだ。
その許可はとってあると言うよりもそれが可能な部屋を借りたんだけどな。
お貴族様とか豪商など船内の食堂で食べたくない方々が連れている料理人に作らせるためにそういった部屋をわざわざ何部屋か用意してあるらしい。
俺は従魔の食事を作らなきゃいけないかもという理由でこの部屋にしたんだ。
先程も言ったが一応順調にいかなくとも普通の航海の日数分の食事は作成済みだが時化たり何らかの理由(無風等)で船が停まる事になった場合は時化は仕方がないにしても停まった場合は予定外になるので作らないといけないからな。
などと思考を脱線させているとマナが目の前にきて次のような事を聞いてきた。
「何か作るのは?」
「食事はある程度は作り置きあるだろ?」
「ご飯じゃなくポーションとかあるいは今使ってる武器より高品質な素材で武器作りとか」
「あー、ポーション各種はそこそこ持ってるし、作るにしても基になる素材の量だと航海の数分の1も時間稼ぎ出来ないが、鉱石で何か作るのは良いかもな…俺専用の何かを作るか?しかし鍛冶は出来ないから錬金術になるか?」
マナの言う通り武具作りを行うなら自分が気に入るのが出来るまで作り替えも出来るから使用する量も多くないだろう!
某聖闘士の金色のようなものにしない限りは!
そもそも作るのなら武器かアクセサリー型の身を守る御守り系だろうしな。
…先程別れたばかりのヤツの顔なんか浮かんでないし溜め息も吐いてないし頭を抱えてないぞ?ホントだぞ?!
よ、よし!そういうことで早速部屋に戻るかな?
大人しいものができるといいねー(^_^;)(棒読み)
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