廃棄された幽霊王女は隣国の死神辺境伯に溺愛される。

 流浪の踊り子と強欲な王の末姫として生まれたレイラ。
 白銀の髪に薄紫色の瞳のせいで、私は城では幽霊王女と呼ばれ、いないモノとして扱われてきた。

 しかし他国を侵略し失敗に終わった父王のせいで、賠償金を肩代わりした男爵に下賜されてしまう。
 ほんの少しだけ期待した愛などそこにはなく、男爵はただ名誉のためにレイラを欲したに過ぎなかった。

 レイラが男爵の秘密を知ってしまうと、彼はレイラを廃棄する命令を兵士に下す。

 間一髪崖から救出され目を覚ますと、レイラは隣国の死神辺境伯に保護されていた。
 しかし彼は皆が言うような人間ではなく、その温かさにだんだんと惹かれていき――
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