=ZANSHIN=
言葉は、放った瞬間に終わらない。誰かの心に残り、その後の自分にも残る。
弓道場で出会った、正反対の二人。
軽やかに人と距離を縮め、思ったことを素直に口にする疾風。
一方、凛は言葉を重く受け止めるからこそ、簡単には人を近づけない。
「好き」と言われても、凛にはその言葉が怖かった。
言った本人にとっては、その瞬間の本当の気持ちだったとしても――
その言葉を受け取った人の中には、ずっと残ってしまうから。
やがて二人は、自分たちが恋愛に対して抱えてきたものが、実はよく似ていることに気づいていく。
気持ちは変わる。
人は変わる。
それでも、変わったことから逃げずに向き合うことはできる。
弓道の「射法八節」をなぞるように、二人の距離も少しずつ変わっていく。
足踏み。
胴造り。
弓構え。
打起し。
引分け。
会。
離れ。
そして――残心。
言葉は、放った瞬間に終わるのか。
それとも、そのあとに残るものまで含めて「言葉」なのか。
違う温度、違う重さを持つ二人が、同じ的を見つめるまでの物語。
『ZANSHIN』――言葉のあとに、二人はどう立つのか。
※エブリスタさんで完結作品を追っかけ連載していきます!
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一方、凛は言葉を重く受け止めるからこそ、簡単には人を近づけない。
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気持ちは変わる。
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それでも、変わったことから逃げずに向き合うことはできる。
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足踏み。
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会。
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言葉は、放った瞬間に終わるのか。
それとも、そのあとに残るものまで含めて「言葉」なのか。
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