美醜逆転異世界で、黒豚令嬢は月の王子を溺愛する。

息ができない苦しさで目を覚ました私は、何故か赤ん坊になっていたことに気がつく。

ツェツィーリエ、と名付けられた私は美男美女の両親の元、愛情を一杯に受けてすくすくと育つが、三歳になってしばらくしたある日、でっぷりと太った公爵様の養子になることに。

『美しすぎるツェリを危険から守りきることが出来ないから』

両親にそう涙ながらに説得され、でっぷりと太った公爵様、フィリップス様のお屋敷に行き、そこで自分の姿を鏡で初めて見て、崩れ落ちた。

鏡の中には、前世で『白豚』と呼ばれ続けた懐かしい姿があったからだ。

え?この姿が美少女?豚は最上級の褒め言葉?

美醜が逆転した世界で、前世の価値観を持ったまま産まれた私。

そんな中、月の王子と呼ばれる、この国の第一王子、レオナード殿下の話し相手になることに。

だがしかし、初めて会う王子は、何故か衝立の向こうに隠れたままで…?


これは、黒豚と呼ばれるほどに美しい令嬢が、月の王子と呼ばれる不憫な王子を甘やかして幸せにするお話。


※『小説家になろう』様『カクヨム』様に先行投稿しております。
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