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しおりを挟む「何だったんだろね?あの子が嫌がらせして来るのって初めてよね?何がしたかったんだろ?エリーこれからも何かしてくるかもしれないから気をつけてね」
「そうするわ、アレンも助けてくれてありがとう。サリーさんはまだ婚約破棄のことリオン様から聞いてなかっただけでしょうから、もうあんなことしないんじゃないかしら?きっと今頃、婚約破棄されたこと言ってる頃じゃない」
「そうだと良いんだが」
「どうしたの?」
「いやな~リオンの奴、陛下の呼び出しに全く従わないんだよ。部屋に呼びに行っても夜遅くまで居ないみたいで、仕方ないから陛下が手紙で知らせたみたいだけど読んでれば良いけど」
さすがに親子でもそれぐらいはちゃんとしてるわよね?
親子だからって、陛下からの手紙を蔑ろにするなんて不敬にあたるもの。
まぁ、呼び出しを無視してる時点で不敬だけど
まさかまだ婚約破棄のこと知らないとか無いわよね?
リオン様と会うまでどうか分からないなんて憂鬱だわ
夜遅くまで帰ってこないなんて問題児にも程があるでしょ
仕事をしててなら分かるけど、遊び歩いて夜遅くまで帰らないとかならあり得ないわ
「エリー大丈夫よ、何があっても私達が守るわ。知らなかったら知らなかったで、恥かくのはリオン様よ。今までエリーを馬鹿にしてきたんだから恥かいたらいいのよ」
「それよりよ、無事、婚約破棄出来たんだから、今日はお祝いで街に遊びに行こうぜ」
「ライアンいい考えだわ、エリー遊びに行きましょう。遊んで今までの不満解消しましょう」
楽しそうね。
自国では気軽に街に遊びになんて行けなかったものね。
行っても周りの目があるから、王女らしくない行動なんて出来なかったからずっと気を張っていたけど
この国でなら、私を見て直ぐ隣国の王女なんて思う人なんて滅多に居ないわ
ここでなら出来ることを全力でやっていきたい
応援ありがとうございます!
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