帝国空母打撃群
スプールアンス艦隊は第一空母打撃群と第三空母打撃群に挟まれる形となったな。
スプールアンス艦隊は戦力で劣る上、第一空母打撃群との戦闘で既に護衛空母3隻と戦闘機38機を失っている。
ここで攻撃隊を出しても艦隊の直掩にも戦闘機を残さなければいけない以上、攻撃隊の護衛にあまり数を割けないだろうから戦果は大して期待できないだろう。しかし、残しておいたら誘爆等の危険もある以上は出さざるを得ないかな。
ハワイ、ミッドウェー島、ジョンストン島のアメリカ軍航空隊が壊滅した以上は日本空母打撃群に対抗できるのはスプールアンスの艦隊しかいないが、戦力的には圧倒的に劣勢だからな。
ここで戦っても無駄に損害を増やすだけと判断してハワイを放棄して西海岸に撤退を選びそうだが、そうなったとしても無事に撤退できるのかな。
ハワイの東には角田の第二空母打撃群がいるし、西からは山口の第一空母打撃群と大西の第三空母打撃群が迫っており、袋の鼠状態だからな。
潜水艦くらいしか脱出できないんじゃないか。
アメリカの目はミッドウェーに進撃している第一空母打撃群に向けられており、ハワイは警戒はしていても若干油断があるだろう。それに日本艦隊が東方から進撃して来るとは思いもよらないだろうから、おそらく攻撃隊が来襲しても味方の航空機と誤認して迅速な対応が出来なさそうだしな。
アメリカ側は暗号解読により日本艦隊がミッドウェーに出てくることは分かっていてもその戦力までは把握しきれていないからな。奇襲の前提が崩れた以上は撤退は妥当な判断かもしれないが、実際にはミッドウェーに進出しているのは第一空母打撃群のみで戦力的にはそこまで差は無いがな。
第二及び第三空母打撃群の動向が気になるな。
スプールアンスは生き残ったが果たしてこれからも機動艦隊の指揮を執り続けるのかな。ホーネットの喪失の責任を追及されて左遷されてもおかしくないが。
ただ、ハルゼーも戦死した以上ここでスプールアンスを外すと誰に機動艦隊の指揮を執らせるかという問題もあるからな。
スプールアンスの慎重さが仇になるか。
もしアメリカ空母の飛行甲板や格納庫に爆弾や魚雷を装備したSBDやTBDが並べられていれば、史実のミッドウェーのように上手くいけば爆弾の命中による誘爆を狙えるかもしれないな。
海鳳と鳳翔の搭載機が合計で108機なのに対してヨークタンとホーネットの搭載機は160機程度だから、戦力的には日本側が不利だな。
艦載機の航続距離の差からアメリカが攻撃隊を出撃させる前に日本の攻撃隊がアメリカ艦隊に攻撃できるが、数が少ないし艦攻もいないから爆撃でアメリカ空母の飛行甲板を破壊して撤退に追い込めれば上出来だな。
アメリカにとってはハワイ基地の壊滅やエンタープライズとレキシントンの喪失よりもハルゼーを失ったことの方が痛いかもな。
ハルゼーは生粋の航空艦隊司令官だし、史実ではアメリカ海軍の将兵の士気の高揚にも大きく貢献していた。アメリカの国力ならば空母を始めとする兵器はいくらでも作れるが、将兵特に指揮官クラスはそう簡単には育たないからな。
まさかのここで飛龍被弾とはな。蒼龍型空母は防御力が強化されているし爆弾一発で致命傷にはならないだろうが、飛龍については飛行甲板の修復が完了するまで攻撃隊の発艦を遅らせざるを得ないな。
この教訓により電探の必要性に気付けば良いが。
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