紅い足音
趣味で小説を書く私はある日、小説コンテストの開催を知る。テーマは初恋。哀しい恋しか経験してこなかった私は執筆に苦戦する。気分転換に偶然入ったピアノバー。演奏していた男と深い仲になるも、互いのことはよく知らないまま。男との曖昧な関係、最後の恋人との思い出、亡き母との記憶が絡み合う。晩夏とともに始まり、秋の深まりとともに終わりを迎える短い恋の行方。
あなたにおすすめの小説
夫婦のまま、他人を愛する ~仮面夫婦~
山田森湖夫婦円満。
それは、いちばん巧妙な嘘だった。
会話はある。
笑顔もある。
でも、心だけがない。
互いに踏み込まない暗黙の了解。
触れない距離。
見て見ぬふりの欲望。
仮面を外せない二人が、
ひとつの“揺らぎ”に出会う。
そのとき、夫婦という関係は崩れるのか、
それとも、初めて本音に触れるのか。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
私は不要とされた~一番近くにいたのは、誰だったのか~
ゆめ@マンドラゴラ彼の幼馴染は、いつも当然のように隣にいた。
「私が一番、彼のことを分かっている」
そう言い切る彼女の隣で、婚約者は何も言わない。
その沈黙が、すべての答えのように思えた。
だから私は、身を引いた。
――はずだった。
一番近くにいたのは、本当に彼女だったのか。
「不要とされた」シリーズ第三弾。