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第3章 ゴースト・キング編
第206話 三つ巴の戦いは終わり・・・
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「な、なぜ・・・」
「俺が無意味に術を使うと思ったか?」
「だが、鳩の速さからして、我の腹に穴が空くなど・・・、まさかッ!?」
「気づいたか?俺の解放は俺の術にも効果が付与される」
解放を使い、その後に術を使用して、術の威力を上げるのは普通にあること。しかし、魑忌はそれがあの三転鳩で現れた鳩たちにも付与されているとは思っていなかった。なぜなら、鬼魅宮猛子に仕え、長年生きていても、そういった戦いをした経験がなかったから。
「じゃあな、魑忌。なかなかに楽しめた」
「き、き・・・み・・・・・・さま︎・・・」
魑忌はパラパラと消えていった。その場を後にする新木。こうして、三つ巴の戦いは終結した。辺りは瓦礫が広がり、さっきまでは街の姿がそこにあったが、今はなかった。これより、数時間後、再び、この場所にて、とある2人の戦いが開戦するのだった。
三つ巴の戦いが終結したと同時刻、別の場所では・・・
「はぁ、はぁ、やっと追いついたぞ、マッカ」
「おいおい、マジかよ・・・」
「さっきの戦いにケリをつけよう」
「こんな短時間でどうやって、そもそも、何で傷が完治しているんだよ」
「ふっ、俺に勝ったら教えてやるよ」
「チッ、調子に乗るなよ、ガキ。次は屍にしてやるよ」
「やれるものならやってみろ。次はお前が屍になる番だッ」
俺には分かる。この体を誰が直してくれたのか。マッカが去っていった後にやって来て、俺を助けてくれた人。会いに行かないと。お礼を言わないといけないんだッ!!
「新木 士郎にッ!!赤水術・叙酷酷極」
辺りは暗闇に包まれ、赤と青の火の玉が交互に並び、マッカの周りを囲った。
「俺が無意味に術を使うと思ったか?」
「だが、鳩の速さからして、我の腹に穴が空くなど・・・、まさかッ!?」
「気づいたか?俺の解放は俺の術にも効果が付与される」
解放を使い、その後に術を使用して、術の威力を上げるのは普通にあること。しかし、魑忌はそれがあの三転鳩で現れた鳩たちにも付与されているとは思っていなかった。なぜなら、鬼魅宮猛子に仕え、長年生きていても、そういった戦いをした経験がなかったから。
「じゃあな、魑忌。なかなかに楽しめた」
「き、き・・・み・・・・・・さま︎・・・」
魑忌はパラパラと消えていった。その場を後にする新木。こうして、三つ巴の戦いは終結した。辺りは瓦礫が広がり、さっきまでは街の姿がそこにあったが、今はなかった。これより、数時間後、再び、この場所にて、とある2人の戦いが開戦するのだった。
三つ巴の戦いが終結したと同時刻、別の場所では・・・
「はぁ、はぁ、やっと追いついたぞ、マッカ」
「おいおい、マジかよ・・・」
「さっきの戦いにケリをつけよう」
「こんな短時間でどうやって、そもそも、何で傷が完治しているんだよ」
「ふっ、俺に勝ったら教えてやるよ」
「チッ、調子に乗るなよ、ガキ。次は屍にしてやるよ」
「やれるものならやってみろ。次はお前が屍になる番だッ」
俺には分かる。この体を誰が直してくれたのか。マッカが去っていった後にやって来て、俺を助けてくれた人。会いに行かないと。お礼を言わないといけないんだッ!!
「新木 士郎にッ!!赤水術・叙酷酷極」
辺りは暗闇に包まれ、赤と青の火の玉が交互に並び、マッカの周りを囲った。
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