先輩と後輩の変わった性癖(旧タイトル『マッチングした人は会社の後輩?』)

雪本 風香

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油断3

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「んっ…っ…ふぁん…っく…あっ…」
加奈子はベッドに手錠で繋がれ、晴人のペニスを受け入れていた。
久々のナカイきで放心状態の加奈子をラブホの自販機で売っていたおもちゃの手錠でベッドにくくりつけると、晴人は容赦なく抱いた。
思い出せるきっかけを作った後は、加奈子の膣内はいとも簡単にナカイきの感覚を思い出す。

「あっ…っ!あー!!…っく…っ!ふぁっ!」
数え切れないほどイかされた加奈子は、許しを乞うように晴人を見る。
角度をつけるために腰の下に入れられた枕は、加奈子の愛液と潮噴きでぐっしょり濡れていた。
達する度に身じろぎするため、手首の手錠が当たる部分は赤くなっている。
胸の頂で主張する乳首。皮が剥け、ヌメヌメと愛液でコーティングされたクリトリス。
そして何度イっても、いやイくたびに晴人の形を詳細に覚え、ヒダがペニスにしっかりとまとわりつく膣内。会えなかった時間も相まって、晴人の興奮は治まる気配はなかった。

「んっ…ふぁ…っ!あっー!っつ…」
「もっとイって…。っつ…。ちゃんとナカイきの感覚覚えさせないと。…淫乱なマンコの癖に、すぐに忘れる。…忘れられないようにしっかり犯すから」
そういって、ポルチオにペニスを押し付けながら、へその辺りを手のひらで押す。上擦った晴人の声と、中と外を同時に犯されると呆気なく達する。
ガチャガチャと手錠が音を立てる程、身をよじって快楽を逃がそうとするが、イキっぱなしでほとんど力が入らない体では、その動きすら晴人を誘うような動きにしかならない。

加奈子をイかすための動きから、自分が出すための動きに変え、ペニスを出し入れする。
ガラリと動きを変えた晴人に、加奈子は翻弄される。
手を上に上げた状態で手錠をかけられているため、普段イくときに見られない胸のあたりや脇の下までさらけ出す。
特に脇の下は今日散々晴人の指と唇で愛撫され、感じるように開発された。
新しい性感帯を隠すことも出来ず、大した抵抗も出来ず、ただ、晴人の与える刺激を受け入れるだけ。
最初の洗面台で繋がった時以外は、ずっと正常位で晴人のすることを受け入れることだけしか出来ない。
支配される感覚に、加奈子の雌の本能としての喜びが体の奥底から湧き上がり、いつもより敏感になる。

「…ふぁっ!あっ!あーっ!!」
「っつ。加奈子っ、種付けするよっ。…孕めよ」
敢えて乱暴な言葉で言うと、加奈子はブルリと体を震わせて激しく膣内を締めつける。
誘われるように、尿道に精液が駆け上がり勢いよく射精する。ゴムはつけているから実際に膣内に当たっているわけではないが、脈打つのはわかるのだろう。その衝撃で加奈子も登りつめる。
「んっあ…!あっー!!ふっ…っく…あっ!」
イきながら晴人の精液を搾り取った加奈子は、気を失うように意識を手放した。


疲れていたのか、ぐっすり眠って起きたら出る時間間際だった。慌ただしくシャワーを浴びホテルを出る。
久しぶりの逢瀬だったため、お互いにまだ足りなかった。
「ごめんなさい、散らかっていて」
加奈子にしてはいつになく乱雑な部屋になっていた。その大半はインテリア関係の写真や本、そして加奈子が考えただろう、図面のラフ画だ。
「持ち帰りの仕事ですか?」
「ううん、プライベート」
少し気になっていたが、それよりも欲望の方が勝った。

真っ直ぐにベッドに向かう。服を脱ぐのももどかしく、加奈子のスカートをたくし上げ、ストッキングを破り、ベッドの上に四つん這いにさせると、後ろから挿入する。
昨日までの繋がりで愛撫しなくても充分濡れていたため、すんなり入る。
「…ダメだ、これ…めっちゃそそる」
そう言いながら、晴人には珍しくいつもより性急に腰を動かす。
「あっんっ!…ふぁん…あっっ!まっ…てっ!」
「待たないし、待てないし、…待つつもりもないよ」
乱暴にペニスを出し入れする。
パンッパンッと、肉体がぶつかる音が部屋に響く。

バックから挿入された時は、あえぎ声を抑えることが出来ない。今日も加奈子は内臓を直接ペニスで蹂躙されるような感覚に襲われ、あえぐ。
「ふぁぅ!あっ…くっん…!あっ!ふぁん…あっんっ!!」
痛みは感じなかった。後ろからの方が深く挿入されるため、痛いことが多いが、全く痛みがなかった。
あったのは、激しい快楽だけだった。すぐに登りつめ、達する。その度に膣内はペニスを強く締めつけ、そのペニスの感触でまた達する。終わらない、イきっぱなしのループに加奈子は体中で快感を受け止める。
「ふぁっ!イっちゃっ!…またイっ!…っつ!あっ!!っくぁ…きたっ!…イっくぅ…!イっくぁ!!」
「…気持ちよさそうだね。どんどん締まるよ。
…スーツ着て繋がっていると、会社でしてるみたいだね」
「いやっ!…っつぁ!だめぇっ!!」
想像するだけで加奈子のあえぎ声は一段と大きくなる。
加奈子のイヤらしい想像を掻き立てるように、晴人が言葉で責め立てる。
「結城先輩、可愛い…いっぱいイくとこ見せてよ…。でもそんなにあえいでいたら、見られちゃうかもね。そしたら、俺達の関係バレちゃうな」
「あっ…っつ。やぁっ!それはっ…っ!」
「付き合っていて我慢できないから、会社でしました、って2人して始末書書こうか」
「ちがっ…付き合ってっ!!ないっ…っ!ふぁん…っく!」
「…俺以外でイけないのに、まだそんなこと言えるんだ」
お仕置きとばかりに激しく腰を振る。深い快感に加奈子の腰は砕け、晴人の支えがないと腰を付き出すことも出来なくなっていた。
とっくに手の力は抜け、布団に顔を押し付ける格好になっている。
それでもイきっぱなしの体はより強い快楽を求めていく。
「っつ…。一回出すよっ」
晴人が力強くペニスを叩きつけ射精する。その脈動で加奈子も達した。


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