異世界ドライブ - ドライバーの技術が衰退した自動運転の世界にて-
AIがルートを決め、EVが静かに滑る街。
異世界に漂流したみやびが出会ったのは、人間の能力を必要としない「完璧で、退屈な未来」だった。ガソリンの匂いも、シフトチェンジの手応えも、すべてが過去の遺物。それでもみやびは、唯一の相棒であるロードスターを走らせるため、免許を取り、日雇いバイトに明け暮れる。
たまに街の片隅に見つかる、現実世界からの漂流物。それは孤独な彼女にとって、元の世界との繋がりか、それとも新たな波乱の幕開けか――。便利さに背を向け、不器用でも自分の力でハンドルを握り続ける、一生懸命な異世界カーライフ。
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