あ、愛してる。が言えなくて……

「やっぱり広美以外と付き合うなんて考えられない!俺と付き合って!」

 昔から家が隣同士で異性からモテる幼馴染の5歳年下の爽太から、10度目の告白を受けた。
 初めは相手にしていなかった私も、社会に出て、いろんな男を見た。中には、不倫を迫ってきた男までいた。
 そんな経験をする中で、彼の素直な所、異性にモテるのに何度も私に告白してきた、その彼の真っ直ぐさと私のことだけを見てくる彼のことが次第に気になるようになっていた
 そんな時に、彼から10度目の告白を受けて、2年の交際の後に結婚、地元から少しだけ山奥に入った所の古民家を買って、楽しい新婚生活を送っているのだが……
 彼からの不意にくる「愛してるよ」と言う言葉に照れてしまって「私も愛してるよ」となかなか言えない。
 これは、私がそんな夫に「愛してる」を緊張せずに伝えるようになるまでの物語。
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