麗しの殺し屋御殿
東京のとあるカフェに避難中の若い女がいた。三月華という彼女が逃れてきた元凶は実の家族。暴力を振るう父、娘を感情のゴミ箱として扱う母、大金を盗む妹。自身のものと間違いパソコンに差し込んだUSBに映し出された奇妙なデータに華は目を疑う。”殺害計画A”?USBを落とし物として届けようとしたとき、一人の美麗な男が話しかけてくる。「ご婦人、そのデータをどこまでご覧になりましたか?」連れていかれた先は見目麗しい五人の殺し屋が揃う”殺し屋御殿”。彼らは華が組織の秘密を守るかわりに、仕事を一つ、請け負ってくれるという。「どなたか、消したい方はいらっしゃいませんか?」。虐げられ利用される日々に終止符を。自由を求める可憐な狂詩曲が始まりを告げる―ー。
序幕 ~殺し屋御殿へのフリー切符~
第1幕 ~レモンドーナッツと味わいたいもの~
第2幕 ~盗んだのは禁忌の香り~
第3幕 ~栄光の蜜~
第4幕 ~愚かな天使~
第5幕 ~不要な罰~
終幕 ~頭の中の銃弾~
エピローグ
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