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学園編
第十五話
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天使(=1番私が逃げ込んでもめんどくさくない適任者)がそこにいるのが見えてしまったからだ…。
「ビアンカ!」
「リア様ッ?!?!!」
「ロゼリア様?!」
そう、私が見つけたのはビアンカ。
そして今気づいたグレンもいたわ。
私はビアンカに抱きつき、そのままロールズ兄妹の後ろに隠れる。
「リア様、心配したのですよ。ですが、リア様から抱きついてくださるとは…、ハッ、ここは天国…?!」
「安心しろ、まだ学園にいるし、ロゼリア様は実在しておられる。その場所代われ妹よ」
「いやですわ!こんな至福の時永遠に続けば…」
「リアッ、こっちにおいで。お兄様と一緒に今日は早退しよう?」
「ロザリー、悪いことは言わない。私と一緒に王宮に行こう?」
ひぇ、2人ともこっちに来る。
その禍々しいオーラをどうにかしてくれれば私はそちらに行きますよ!
「「なるほど…」」
何かを察してくれたロールズ兄妹。
「あの…ビアンカにグレン…。私、あの2人のどちらに傾いても、恐怖が訪れる未来しか見えないの…。だから少し匿ってくれないかしら…?」
ロールズ兄妹へ、一生のお願いです。私をどうか貴方達の背中に隠してくれる、又は王子とお兄様をどうにかしてください。さもなければ恐らく確実に私の未来はないッ!これは私の勘だけど…。
「「かしこまりました!」」
「リア様が私たちを頼ってくれるなんて…」
「我がロールズ家総出で全力で取り掛からせて頂こう…、さて、ビアンカ様。一度本日は早退されて我が家に来ませんか?」
「良い案ですわ!リア様!私たちも本日は早退しますので、ぜひ!我が家の馬車は裏門に控えさせてますので」
かなり話が飛躍したけれども、確かにロールズ兄妹の家に行けば今日はなんとかなる。それに他の貴族の家に行くなんて…楽しそう!
安直な考えかつ幼児的な考えだけれども許してほしい。
「わかったわ。2人には申し訳ないけどそれでお願いしますわ」
「「っしゃ!」」
『っしゃ!』?
「ンンッ失礼致しましたわ、つい嬉しくて…。それではお兄様がおとり役で私がリア様を我が家の馬車にお連れしますわ。荷物は私の使いが取りに行きますので」
「俺がおとり?!難しい気が…」
「弱音を吐かずにはい、お兄様行って!」
「うぉい!」
「リア様こちらですわ!」
「ん?!」
ビアンカがグレンを王太子殿下とお兄様(とピンクちゃん)の方へと押し出す。
その瞬間私の手を取り、走り出す。
「リア!」
「ロザリー?!」
「キャァァァァ、グレン様まで私とお茶したいのね!」
予想外の出来事に2人とも驚いてる。ピンクちゃんはいつも通り。
「お兄様!また今度説明致しますわ!」
そう大声で言ったが届いただろうか?
取り敢えず、今はビアンカの走るスピードが速いので、転ばないことに必死になろう。
「ビアンカ!」
「リア様ッ?!?!!」
「ロゼリア様?!」
そう、私が見つけたのはビアンカ。
そして今気づいたグレンもいたわ。
私はビアンカに抱きつき、そのままロールズ兄妹の後ろに隠れる。
「リア様、心配したのですよ。ですが、リア様から抱きついてくださるとは…、ハッ、ここは天国…?!」
「安心しろ、まだ学園にいるし、ロゼリア様は実在しておられる。その場所代われ妹よ」
「いやですわ!こんな至福の時永遠に続けば…」
「リアッ、こっちにおいで。お兄様と一緒に今日は早退しよう?」
「ロザリー、悪いことは言わない。私と一緒に王宮に行こう?」
ひぇ、2人ともこっちに来る。
その禍々しいオーラをどうにかしてくれれば私はそちらに行きますよ!
「「なるほど…」」
何かを察してくれたロールズ兄妹。
「あの…ビアンカにグレン…。私、あの2人のどちらに傾いても、恐怖が訪れる未来しか見えないの…。だから少し匿ってくれないかしら…?」
ロールズ兄妹へ、一生のお願いです。私をどうか貴方達の背中に隠してくれる、又は王子とお兄様をどうにかしてください。さもなければ恐らく確実に私の未来はないッ!これは私の勘だけど…。
「「かしこまりました!」」
「リア様が私たちを頼ってくれるなんて…」
「我がロールズ家総出で全力で取り掛からせて頂こう…、さて、ビアンカ様。一度本日は早退されて我が家に来ませんか?」
「良い案ですわ!リア様!私たちも本日は早退しますので、ぜひ!我が家の馬車は裏門に控えさせてますので」
かなり話が飛躍したけれども、確かにロールズ兄妹の家に行けば今日はなんとかなる。それに他の貴族の家に行くなんて…楽しそう!
安直な考えかつ幼児的な考えだけれども許してほしい。
「わかったわ。2人には申し訳ないけどそれでお願いしますわ」
「「っしゃ!」」
『っしゃ!』?
「ンンッ失礼致しましたわ、つい嬉しくて…。それではお兄様がおとり役で私がリア様を我が家の馬車にお連れしますわ。荷物は私の使いが取りに行きますので」
「俺がおとり?!難しい気が…」
「弱音を吐かずにはい、お兄様行って!」
「うぉい!」
「リア様こちらですわ!」
「ん?!」
ビアンカがグレンを王太子殿下とお兄様(とピンクちゃん)の方へと押し出す。
その瞬間私の手を取り、走り出す。
「リア!」
「ロザリー?!」
「キャァァァァ、グレン様まで私とお茶したいのね!」
予想外の出来事に2人とも驚いてる。ピンクちゃんはいつも通り。
「お兄様!また今度説明致しますわ!」
そう大声で言ったが届いただろうか?
取り敢えず、今はビアンカの走るスピードが速いので、転ばないことに必死になろう。
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