くりゅうさの海
西島に古くから伝わる織物、くりゅうさ。くりゅうさは、黒砂と書くが、西島の海岸にわずかに広がり、幻想的な光を放つ黒い貝殻の粒だ。それを織り込んだ紬を島のものは、くりゅうさと呼んでいる。
しかし、くりゅうさがどこの海にあるのかを、知る者はなかった。
西島の海岸でソロキャンプをしていたトクは、近くにソロキャンプをしていた、くりゅうさの帯を腰に巻いた織と出会うが、連絡先もわからないまま、別れてしまう。
その後、数回島を訪れて、2年と少しが過ぎた時、島のお土産店で働く、織と再会する。
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話始めた。くりゅうさの織師、タイラと織の母の関係、くりゅうさが秘めた怨念の謎。トクはくりゅうさの海を探し始める。やがてトクは織の秘められていた正体を知ることになる。
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