貴方の幸せは願えません


家に届いた招待状。

私の視線の先にいる貴方を私は見つめる。

白い服を着て扉を見つめる貴方。扉から白いドレスを纏った彼女が入ってきた。

幸せそうに微笑んで、私と同じように視線の先にいる貴方を見つめている。

今だけは私を見ないで。

そのまま彼女を見つめていて。

貴方の為に流す涙はこれが最後。

さよなら、愛していたわ。

でもさよなら…。

私は貴方の幸せを願えない…。



 ❈ 作者独自の世界観です。


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