【完結】大琮食菓異聞 生贄の宮女と皇帝の奸計
琮(そう)王朝・天章年間。京師はおおむね平和であった。だが宮廷では、改革を求める「新令派」と、守旧を求める「旧律派」とが激しく実権を争っていた。
地方出身の少女「杏杏/シンシン」は、後宮に新入り料理人として雇われた。右も左もわからない中、皇后付きの下級宮女「桃桃/タオタオ」と仲良くなり、共に忙しい日々を送っていた。
だがある日、桃桃は宮中の道観で殺害される。何者かが邪悪な禁術を行い、桃桃は儀式の生贄として捧げられたのだという。
場の状況から、術を行ったのは皇后の曹氏と特定された。長く寵愛を失っていた皇后は、皇帝の心を引き寄せるため禁忌に手を染めた。そのために、忠実な侍女であった桃桃を犠牲にしたのだという――
――はたして、本当にそうだろうか?
杏杏は疑いを抱く。あの朗らかだった桃桃が、そのような恐ろしいことに関わるだろうか。
疲れ果てた表情の曹皇后は、その手で人を殺せるような人物だろうか。
桃桃の正当な弔いのため、杏杏は、記録官の「小青/シャオチン」と共に不審な点を調べ始める。その調査がどこへ行き着くのか、予測もしないままに。
すべてを共謀したのが、寵愛第一の妃たる林貴妃、そして今上皇帝その人だなどとは、まったく知らぬままに。
北宋風架空王朝が舞台の倒叙ミステリーです。
作中名詞は、主要3人の綽名(杏杏/桃桃/小青)を除き、基本的に日本語読みとしております。
架空王朝が舞台ではありますが、ファンタジー的要素・超自然的要素は登場しません(信仰や祭祀はされています)。
プロット作成支援・設定作成支援に生成AIを利用しています(本文はすべて筆者が書いています)。
表紙画像 / 写真AC さくら✿様
https://www.photo-ac.com/main/detail/33935305
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