上 下
58 / 77

あとがき

しおりを挟む
 全54話(あと番外編)、お読み頂きありがとうございます。

 完全なる素人の作品でしたが、お気に入りに入れて下さった方もいて、とても励みになりました。

 婚約破棄されたり、悪役令嬢に転生したり……そういった事がない作品だったので、読んでもらえた事自体、奇跡なのでは?と思います。

 一旦ここで完結ですが、近いうちに別タイトルとして、魔王城で働くアステの姿を書いていく予定です。

 投稿一作目の「魔王直下の相談室」に出てきた青年フォールス。彼の事が個人的に不憫でしかたなく、幸せになってほしいなと思い書き始めたのが、この「混血才女の政略結婚」でした。

 スピンオフなのに、終わってみれば、文字数が本編のほぼ三倍。でも、それには理由が。

 勉強はできるのに、それ以外がポンコツというアステ。恋愛とか友情とか、普通の女の子なら知っているような事とかをほとんど全く知らない子。
 彼女のそういう部分を無視して、強引に話を進めたり、致したりするのは駄目だろう、と。文字数が多くなったのは、それがいちばん大きいです。

 あとは、スクルが思った以上に活躍してくれたのも大きかったです。みんなのお兄ちゃんとして、当て馬として頑張ってくれました。
 スクルに関しては、まだひとつちょっとしたエピソードがあるので、いずれ番外編として書く予定です。

 後半ではスピンオフらしく本編のキャラもたくさん出す事ができて、特に、結婚式の立会人については、書いていてとても楽しかったです。ここぞという時に出てきてくれる方なので、本当においしいポジションですね。
 きっと、続編でも活躍してくれる事と思います。

 そうそう。アステはまだ、ログが何者なのか知らないので、フォールスの失恋相手だったり、魔王様の妻だって知ったら、どんな反応するんでしょうね。
 そして、フォールスも、アステがログと親しくなっているなど知らないので、そこもどうなる事やら……。

 などなど、色々と書きたい事があるので、年末年始にゆっくりと構想を練ろうと思います。

 では、また続編でお会いできると嬉しいです。
しおりを挟む
1 / 4

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!


処理中です...