色彩のきずな
中等部の頃、ロマはクラスメイトの告白を断ったことをきっかけに無視され、いじめを受けていた。
そんなとき、偶然観たライブペイント配信者・キールの動画に心を救われる。
「自分も、もう一度描きたい」――いじめの悔しさとキールの動画をバネに、ロマは難関のパルフェ学園合格を目指し、夢を掴んだ。
満開の桜が咲く春の日。入学式でロマは、妖精か天使かと見間違うほど美しい少年・シキと出会う。
桜の花びらをまとったような彼の姿は、ロマの心に焼きついた。
美術部に入部したロマは、入学式で見かけたシキ、そして紫がかった水色の髪の少年・ルキと出会う。
ルキは眼鏡をかけ、前髪を長く伸ばして表情がよく見えない。無口で人と距離を置くルキの姿に、中等部の自分を重ねてしまったロマは、放っておけずに少しずつ距離を縮めていく。
ある日、図書室で偶然ルキの素顔を目にしたロマは驚く。
長い前髪と眼鏡の奥に隠されていたその顔は――人気者のシキと驚くほどよく似ていた。
ルキとロマの憩いの場所、秘密の庭園でシキとルキが異母兄弟であることを知ったロマは戸惑いながらも、「力になりたい」と願うようになる。
クラスメイトで同じ美術部のココナにある日無視されたり、よそよそしい態度を取られ、再び心を痛めるロマを、ルキがそっと支えた。
シキとルキと砂浜で過ごした思い出の日々、誕生日を祝い合う時間――三人の絆は少しずつ深まっていく。
美術部展覧会でシキとルキの父が現れ、ルキがまた複雑な気持ちになっていたところをロマが今度は寄り添う。
展覧会の次の週、シキがロマを選択授業に誘い、ルキも負けじと参加を決める。
球技でもやるのかと思っていた体育の選択授業で、なぜか行われたのはサバイバルゲーム。
シキは高い身体能力でロマを守り、ルキと連携してゲームを盤石に進めていた。
シキとロマは急接近し、ロマはシキの存在を強く意識し始める。
一方でルキは、ロマに振り向いてほしくて過去のトラウマと向き合っていく。
桜色のシキ、水色のルキ。どちらにも心を揺らすロマは、男同士の恋に戸惑いながらも、もう自分の気持ちを偽ることができなかった。
桜の季節に出会った三人の少年たちが、痛みを抱えながらも“本当の自分”を見つけていく物語。
季節感や舞台は日本ベースですが髪色や名前が異世界風です。
いじめについての表現はかなりやんわりめにしております。
小説家になろう、カクヨム、caitaでも投稿しております。
挿絵はAIの画像を使用しております。
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ルキは眼鏡をかけ、前髪を長く伸ばして表情がよく見えない。無口で人と距離を置くルキの姿に、中等部の自分を重ねてしまったロマは、放っておけずに少しずつ距離を縮めていく。
ある日、図書室で偶然ルキの素顔を目にしたロマは驚く。
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毎日21:30更新(10/4完結)
全6話予約投稿済み
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