【完結】 婚約破棄間近の婚約者が、記憶をなくしました

 その日、砂漠の国マレから留学に来ていた第13皇女バステトは、とうとうやらかしてしまった。
 婚約者である王子ルークが好意を寄せているという子爵令嬢を、池に突き落とそうとしたのだ。
 しかし、池には彼女をかばった王子が落ちることになってしまい、更に王子は、頭に怪我を負ってしまった。
 ――そして、ケイリッヒ王国の第一王子にして王太子、国民に絶大な人気を誇る、朱金の髪と浅葱色の瞳を持つ美貌の王子ルークは、あろうことか記憶喪失になってしまったのである。(第一部)
 ケイリッヒで王子ルークに甘やかされながら平穏な学生生活を送るバステト。
 しかし、祖国マレではクーデターが起こり、バステトの周囲には争乱の嵐が吹き荒れようとしていた。
 今、為すべき事は何か?バステトは、ルークは、それぞれの想いを胸に、嵐に立ち向かう!(第二部)
全33話+番外編です
 小説家になろうで600ブックマーク、総合評価5000ptほどいただいた作品です。
拍子挿絵を描いてくださったのは、ゆゆの様です。 挿絵の拡大は、第8話にあります。
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