セフレの条件は、面倒くさくない人
恋人はいらない。
欲しいのは、好きなときに会えて、余計な干渉をしてこないセフレだけ。
大学二年生の藤宮梨乃が求める条件は、「自分も好きになれて、相手はそれ以上に梨乃を好きで、匂いがよくて、面倒くさくない」こと。
そんな梨乃がセフレ候補に選んだのは、真面目で純粋な大学生・宮本遼介だった。
好みの匂いをした遼介を自分に惚れさせようと、梨乃は思わせぶりな態度で何度も誘惑する。
ところが、少し鈍感で慎重な遼介を本気にさせようと仕掛けすぎた結果、好きにさせすぎてしまった。
嫉妬する。気にしすぎる。何かと口を出す。
そして遼介は、セフレになることを拒み、梨乃と付き合いたいと言い始める。
「セフレの条件は、面倒くさくない人なんだけど」
「じゃあ、セフレじゃなくて付き合えば?」
「それは嫌」
セフレが欲しい自由奔放な女子と、恋人になりたい真面目で一途な男。
身体から始めたい梨乃と、身体だけでは終わりたくない遼介の、噛み合わないのに離れられない恋愛攻防戦。
欲しいのは、好きなときに会えて、余計な干渉をしてこないセフレだけ。
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