庭の菩提樹
王都第一聖女院で二十年以上を過ごした奉仕婦、サリ・ペイジ。
母を弔ったサリは、聖女院で老いた奉仕婦の世話をするうち、そこに自分の行く末を見てしまう。祈り、働き、老いていくだけの生。押し込めてきた願いが何なのかもわからぬまま、サリは還俗を選ぶ。
流れ着いたナルシャーンで、彼女は町医者グイド・ナスラーニのもとで働き始める。
寡夫の医師と、還俗した奉仕婦。欠落した時間。押し込めた願い。届きそうで届かない恋。最後に彼女が得るものは……。
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