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追放された令嬢
お仕事
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まだまだ日が沈むまで時間がかかる。
しかし、ソフィーはある部屋へ連れて来られた。
「ここでポーションを作ってくれ」
ガラス瓶に、ポーションの材料となる薬草類。
醸造釜まである上、貴重な薬品まで揃っている。
趣味とはいえ欲しかったマンドラゴラの種まで丁寧に箱詰めされていた。
――すごい……ちょっとした工房ね。
しかし、だ。ソフィーはこういうことをするために来たのではない。
「あの、男性のお相手は……」
「なんだ嬢ちゃん。それだけ持て余しているのか?」
「い、いいえ! め、滅相もございません!」
震える声で否定した。
そんなこと、怖くて出来ない。
顔の知らない男の相手など、令嬢であるソフィーにはあまりにも難しい。
「嬢ちゃんみたいな小娘には、そういう仕事を任せるよりも得意なことをやらせた方が良い。ウチではそういうスタンスだ」
得意なこと。
そう言われてソフィーはハッとした。
報酬を貰える以上、自分の出来ることを全力でやらなければ。
ソフィーは早速、机に必要な材料や道具を並べた。
しかし、ソフィーはある部屋へ連れて来られた。
「ここでポーションを作ってくれ」
ガラス瓶に、ポーションの材料となる薬草類。
醸造釜まである上、貴重な薬品まで揃っている。
趣味とはいえ欲しかったマンドラゴラの種まで丁寧に箱詰めされていた。
――すごい……ちょっとした工房ね。
しかし、だ。ソフィーはこういうことをするために来たのではない。
「あの、男性のお相手は……」
「なんだ嬢ちゃん。それだけ持て余しているのか?」
「い、いいえ! め、滅相もございません!」
震える声で否定した。
そんなこと、怖くて出来ない。
顔の知らない男の相手など、令嬢であるソフィーにはあまりにも難しい。
「嬢ちゃんみたいな小娘には、そういう仕事を任せるよりも得意なことをやらせた方が良い。ウチではそういうスタンスだ」
得意なこと。
そう言われてソフィーはハッとした。
報酬を貰える以上、自分の出来ることを全力でやらなければ。
ソフィーは早速、机に必要な材料や道具を並べた。
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