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「フィー。夕食も食べ終わったところだし、少しこれからの話をしようか。」
「はいお父様。」
「私はフィーが結婚したくないのなら、別に家にずっといてくれても構わないと思っている。けど、フィーは自分で婚約者を見つけることを決めたんだね?」
「はい。もちろんです。」
「なら、私はフィーの決めたことには反対しない。ただ、おばあさまに言われたから仕方なくというのはだめだ。わかっているね?」
「はい。私は愛のない結婚などしたくありませんから。相手は自分でしっかり決めます。」
「うん。それでこそ私の娘だ。では、先程言っていたが、手紙を出した相手はリオン・ガボット様で間違いないね?」
「はい!」
「彼は、ガボット公爵家の次男だが、公爵家は長男が継ぐ予定だから、今は騎士団長をしている男だ。まあ、私も挨拶を交わしたことはあるが優しそうな方に見えたよ。ただ、やっぱり顔は………」
「お父様!私は顔に関しては問題ないと言いましたよ!」
「ああ、わかっている。」
「それよりも、私の方が嫌がられないか心配です。」
「それはどういうことだい?」
「だっていきなり見知らぬ女性から婚約してくださいなんて言われたら、気持ち悪いと思われる気がして。」
「はぁ……フィーのことを気持ち悪がる男なんているはずないだろう?まあ、彼に会ったらわかるだろう。」
「はい!とても楽しみです。」
ガチャ
「お嬢様。失礼いたします。」
「メアリー!どうだった?」
「はい。明日にでもこちらに来られるそうです。」
「まあ!明日!」
まさかこんな早くリオン・ガボット様に会えるとは思えわなかった。それにしても、明日……。
どんな方なのかな!お父様はお優しそうな方だと言っていたけれど少し不安だな。
「よかったね。フィー」
「はい。少しでも好印象を持たれるよう頑張りますね!」
「うーーーん、フィーは本当に自分の魅力を分かってないみたいだね……そう思わないかメアリー。」
「はい、心配になる程」
「ん?2人とも何か言いましたか?」
「なんでもないよ。」
「なんでもございません。」
「そう……」
2人が何か言っていたようだけどまあいい!明日に向けて今日は早く寝なくちゃ。あ、その前に明日どのドレスを着るか決めないとね!
「はいお父様。」
「私はフィーが結婚したくないのなら、別に家にずっといてくれても構わないと思っている。けど、フィーは自分で婚約者を見つけることを決めたんだね?」
「はい。もちろんです。」
「なら、私はフィーの決めたことには反対しない。ただ、おばあさまに言われたから仕方なくというのはだめだ。わかっているね?」
「はい。私は愛のない結婚などしたくありませんから。相手は自分でしっかり決めます。」
「うん。それでこそ私の娘だ。では、先程言っていたが、手紙を出した相手はリオン・ガボット様で間違いないね?」
「はい!」
「彼は、ガボット公爵家の次男だが、公爵家は長男が継ぐ予定だから、今は騎士団長をしている男だ。まあ、私も挨拶を交わしたことはあるが優しそうな方に見えたよ。ただ、やっぱり顔は………」
「お父様!私は顔に関しては問題ないと言いましたよ!」
「ああ、わかっている。」
「それよりも、私の方が嫌がられないか心配です。」
「それはどういうことだい?」
「だっていきなり見知らぬ女性から婚約してくださいなんて言われたら、気持ち悪いと思われる気がして。」
「はぁ……フィーのことを気持ち悪がる男なんているはずないだろう?まあ、彼に会ったらわかるだろう。」
「はい!とても楽しみです。」
ガチャ
「お嬢様。失礼いたします。」
「メアリー!どうだった?」
「はい。明日にでもこちらに来られるそうです。」
「まあ!明日!」
まさかこんな早くリオン・ガボット様に会えるとは思えわなかった。それにしても、明日……。
どんな方なのかな!お父様はお優しそうな方だと言っていたけれど少し不安だな。
「よかったね。フィー」
「はい。少しでも好印象を持たれるよう頑張りますね!」
「うーーーん、フィーは本当に自分の魅力を分かってないみたいだね……そう思わないかメアリー。」
「はい、心配になる程」
「ん?2人とも何か言いましたか?」
「なんでもないよ。」
「なんでもございません。」
「そう……」
2人が何か言っていたようだけどまあいい!明日に向けて今日は早く寝なくちゃ。あ、その前に明日どのドレスを着るか決めないとね!
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