ショタおに(?) 小説一覧

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婚約破棄された儚げ詐欺最強伯爵令息は合法ショタ王弟が運命です

「我が国に聖女様が降臨した!お前のようなまがい物との婚約など破棄だ!」 ついさっきまで婚約者だった男から婚約破棄され、ロザリオは佇む。 実家の伯爵家は叔父一家のものとなり、城を出ると行き場がない。 絹のような銀色の髪に鮮やかな青い瞳。白磁の肌は透明感があって、黙っていれば儚げな美人である。 淑やかで王太子の後ろにいつも控えていた。 王太子の婚約者としてなんなら既に執務もしていた。 執務と妃教育とで忙しかった。自分の好きなこともできない、王子が好ましい人物に自分を偽り続けた。 婚約破棄するなら、両親が亡くなったタイミングでしてほしかった。 そうしたら自分が伯爵家の当主でいられたのに。 「……そりゃあ、『聖女』という『女性』が現れたのなら、目移りするのは分かる。絶滅した女性が現れればな。だが補償を要求する!!」 「お前は慎み深いばかりで面白みもなかった!私の気をひけなかったお前が悪い!補償なんて出すか!お前は伯爵家の鼻つまみ者。後ろ盾もない。お前自身など怖くもなんともない!」 「ほう…。」 ぼとっ、ぼとっ。 両手両足からおもりを落とす。 ええ、貴方を立てるために重りをつけて生活しておりました。 少しでもか弱くなるようにね。 左利きだけど右手で剣も使ってました。 本当はどのくらい強いのか自分でも分からないからなあ、手加減失敗するかもしれないなアアア!! 「ぷっ。ねえ、ロザリオ。僕と婚約しない?」 高い声がホールに響く。 そこには、エルフの血で成長が遅いため、10歳前後に見えるれっきとした成人男性の王弟がにっこりと微笑を浮かべて立っていた。
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