森羅万象 小説一覧
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件
1
「ナニカに酩酊してるんじゃないの?」って思われるような事が書かれている場所。時々ホントに酒気帯びで書いてます。
文字数 239,010
最終更新日 2025.12.21
登録日 2024.01.11
2
七つの国が覇を競う、戦乱の時代。
“彩核(さいかく)”と呼ばれる結晶、四字熟語の“字(あざな)”を宿す異能者たち、そして語り継がれる“森羅万象”――その伝説が国と人を駆り立てる。
無声の少年シンが宿した“字”――“以心伝心”。言葉ではなく心で伝える力。
そんな彼が出会ったのは、人々の敵意をその身に惹き寄せる“四面楚歌”の字を背負った、孤独な少女ソカ。
ふたりの邂逅は、やがて伝説の字“森羅万象”を巡る旅へと繋がっていく。
それぞれの信念と過去を抱いて、少年と少女は運命に抗う。
その先に待つのは、希望の継承か世界の崩壊か――
これは、ふたりが綴る“世界”の物語。
文字数 77,210
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.08.01
3
歴史のあるお屋敷に住む少女は、ある日、家族の誰かが18歳で通らなければならない転生の儀式を進めていた。転生前には、必ず18枚の薔薇の花弁を食する決まりになっている。この日が、彼女の18歳の誕生日。儀式の途中で、父が屋敷中央にある大きなリビングの会場に顔を出した。儀式を進める中で、亡くなったと教えられていた母についての真実を伝えられる。
母はリビングを舞う碧色の蝶だった。彼女は、生物の研究者の父が北アルプスの麓で採取してきた蝶だったが、その神秘的な美しさから、その蝶を愛するようになった。長く生きて欲しいと願う彼は、生物に延命効果が有るとされる新薬をその蝶に投与する。毎夜、オンザロックを飲みながら蝶と暮らす毎日が続いたが、ある日彼が飲み過ぎてしまい朝を迎える。蝶は消えて転生した女性が立っていた。彼女は献身的に彼の生活を支えたが、その後、妊娠して少女を生んだ。1年後の少女の誕生日まで産まれた子を育てると彼女は碧色の蝶に戻った。
この日の儀式でアポトーシスを迎えた少女は塵と消えた。この小さな儀式のバタフライエフェクトから、同じ瞬間に、彼が研究地とする北アルプスの麓の村で沢山の子が産まれることになる。仕事で民泊した家には、少女と同じ名前の子が居て、消えてしまった少女と同じ碧色の眼をしていた。日本人には珍しい碧眼だった。転生後の再会だと疑わなかった。
文字数 3,186
最終更新日 2025.08.26
登録日 2025.08.26
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