笑って泣ける 小説一覧
2
件
1
――ここにいてもいい理由を、私はまだ探している。
元敵国から輿入れしたエレナは、“お飾りの皇太子妃”と冷笑されながらも、祖母から受け継いだ誇りを胸に宮廷という伏魔殿へ足を踏み入れる。
冷徹と噂される皇太子とのすれ違い、渦巻く陰謀、そして胸の奥に残る初恋の記憶。
孤独の中で芽吹く絆に支えられ、彼女は少しずつ誇りを紡ぎ直していく。
これは、居場所を持たない花嫁が“誰かの妻”ではなく、“自分の物語の主人公”になるまでの――笑って泣ける再生譚です。
© 花雨宮琵 2025 All Rights Reserved. 無断転載・無断翻訳を固く禁じます。
※本作は2年前に別サイトへ掲載していた物語を大幅に改稿し、別作品として仕上げたものです。
文字数 12,153
最終更新日 2025.12.08
登録日 2025.12.08
2
――探偵は事件だけを解くんじゃない。
“誰かの心”を見つけるのも、名探偵のしごとだ。
推薦入学の一芸で「名探偵」を名乗った高校2年生・真人(まこと)。
中学生時代に“ちょっといい感じ”になった幼なじみで、今は生徒会副会長の早紀、
元ギャルで今は会計担当のノリ系マブダチ美穂らとともに、
校内に舞い込む不思議な“事件”を、探偵――いや、生徒会の名のもとに解決していく!
生徒会に届くのは、誰かの“靴が並ぶ謎”や、“貼られる怪文詩”、
“推薦内定を揺るがす偽造書類”など、ミステリーというには些細で、
でも放っておけない“心のひずみ”たち。
持ち前の観察力と空回りする推理力で挑むマコトと、
それを支えたり呆れたりしながらも信じてくれる仲間たちが織りなす、
笑って泣ける、学園×青春×ハートフル・ミステリー!
文字数 112,499
最終更新日 2025.06.12
登録日 2025.05.17
2
件