拉麺小説一覧

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高校三年生。 受験勉強で忙しくする学生もいれば、部活動に明け暮れる学生、はたまた、私のように部活もせず、予備校にもいかず、日々の生活を暇だと感じる学生もいる。 父親は病院長で母は専業主婦。 高校は私立。 私は、いわゆる箱入り娘でした。 母からは、アルバイトを禁じられていたが、退屈な日々から脱出したく、内緒でアルバイトに応募。 そして近所で見つけたラーメン店でアルバイトをすることに。 アルバイトのことは母に事後報告をした。 勿論、怒られたが、すぐ辞めるわけにもいかず 渋々許してくれた。 というより、呆れていたが正しいかもしれない。 従業員室は厨房の裏にあった。 裏口から入り、厨房の横を通ると、ふわっと麺を湯がく香りや、キムチのツンとした香り。 飲食店の裏なんて初めて見た私には新鮮に感じた。 母親の気持ちとは裏腹に、私はアルバイトが好きだった。 誰かに必要とされて働くのが楽しかった。 研修期間では辛いこともあったが、なんとか慣れて、いつの間にか後輩もたくさんいた。 これは、30代になった私が女子高生時代を振り返り、アルバイトで経験をした内容を思い出しながら綴る短編ストーリーです。
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文字数 4,584 最終更新日 2018.08.19 登録日 2018.08.19
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