粘土人形 小説一覧
1
件
1
冒険者組合の受付嬢をやっている私は、有名なAランク剣士の冒険者を彼氏にすることができた。
ちょっと気が引けるところは、その彼氏が、私のルームメイトであるシーナの元カレっぽいという点だ。
でも、シーナは優しい。
彼氏の元カノというよりは、幼馴染というポジションで収まってくれている。
実際、私の体調が悪いときは、シーナが癒してくれる。
彼女は呪術師であり、治療師でもあるのだ。
ところが、今回の首や足の痛みには、彼女のポーションが効かない。
シーナが出掛け、部屋で痛みに耐えていた。私は痛み止めを探した。鏡台に鍵が掛かった引き出しがあり、その中には幾つものポーション、そして黒い針が刺さった粘土人形が。
まさか私、呪われてるーー!?
※他サイトでも掲載しています。
小説家になろうでは、ホラー短編作品集『あなたへ贈る異世界への招待。ただし、片道切符。あなたは行きますか?』の1作品 として掲載しています。
文字数 2,996
最終更新日 2025.09.02
登録日 2025.09.02
1
件