ある日、10歳の“ボク”に届いた一通の手紙。
差出人は「25歳のキミへ」と記された、未来の自分。
書かれていたのは、これから訪れる喪失、選択、そして誰かを救う代償のこと。
けれどボクにはまだ、その意味がわからない。
未来は本当に変えられるのか?
忘れてしまう記憶の奥に、それでも残り続けるものとは?
——これは、未来の自分との対話を通して“自分自身”を取り戻していく、切なくて優しいSFの手紙。
選ぶのは、“いまのキミ”だ。
文字数 17,879
最終更新日 2025.10.17
登録日 2025.09.28