つづくかも? 小説一覧
1
件
1
「私に何かご用でしょうか?」
「君にお願いしたいことがあってね」
「…お願い、ですか?」
リリアの言葉にジルは頷いた。そして端正な顔に妖艶な笑みを浮かべて言ったのだ。
「俺と恋人のふりをしてくれませんか?」
「……」
言葉の意味を理解できず、リリアは一瞬時が止まったように固まった。
「リリア嬢?」
「……今、なんと?」
「だから、俺の恋人のふりをしてほしいんだ」
文字数 14,200
最終更新日 2025.10.18
登録日 2025.10.18
1
件